犬はおろかペットを飼った事がない私は飼い主とペットとの友情や家族愛を想像でしか知ることはなかったのですが、この作品を観て犬の可愛らしさを知る事ができました。
日本の忠犬ハチ公の物語に非常に似たロシアの実話です。
タイトルにもある日本の〝ハチ〟との接点とは。。。
予告で壇蜜さんがナレーションしていた言葉がささりました
〝大好きな誰かを大事にし続ける、その思いはいつかきっと相手に届くから〟
私も今回大事な家族へ伝えたい作品に出会うことができました。
日露共同作品映画 ハチとパルマの物語公式HP
この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~
- 忠犬ハチ公物語に感銘を受けた方
- 犬を飼っている方
- ペットを飼っている方
- 自分だけが孤独と思い込んでいる方
作品あらすじ
1970年代の旧ソ連に実在した「忠犬パルマ」のエピソードを基に、犬と人間の関わりや親子の葛藤を描いた日露合作によるヒューマンドラマ。
飼い主とともにプラハへ行く予定だった犬パルマは、検査の手違いからモスクワの空港に置き去りにされてしまう。
空港に住み着いたパルマは毎日滑走路で飛行機を見上げ、2年間も飼い主の帰りを待ち続ける。
時を同じくして、母親を亡くした9歳の少年コーリャが、パイロットである父親に預けられ空港にやって来る。
コーリャとパルマは孤独なもの同士、すぐに仲良くなる。ある日、日本人に連れられた秋田犬が空港に現れる。
その姿を見るパルマの目にこの上ない寂しさが宿っていることに気づいたコーリャは、パルマを飼い主の元へ戻すべく立ち上がるが……。
出演は「ソローキンの見た桜」のアレクサンドル・ドモガロフ、「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のビクトル・ドブロヌラボフ、日本からは渡辺裕之、藤田朋子らが参加。
五輪金メダリストのフィギュアスケーター、アリーナ・ザギトワが本人役で出演。
(映画.comより)

犬の生態と本能・習性
- 群れで行動する
- リーダーになろうとする
- リーダーに従う
- テリトリーを守る
- マーキングをする
- 逃げるものを追う
- 暑さに弱い
Trailer
ネタバレビュー・考察
今から40年以上も前の旧ソ連での実話です。
少年コーリャ(レオニド・バーソフ)と、飼い主にモスクワの空港で捨てられてしまったジャーマンシェパード犬のパルマの孤独な者同士の物語です。
9歳のコーリャ少年は母親を亡くし、自分を過去に捨てたパイロットである父 ラザレフ(ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ)に引き取られますが母を失った悲しみと、捨てられたという良い思い出のない父親との生活で心を閉ざし孤独を抱えている少年ですがパルマとの出会いで笑顔が戻ってきます。
最初にパルマと飼い主の別れがあるのですが、パルマの演技?表情がよく構成されていてそこからすでに悲しみの涙を誘います。
ソ連国民にも『空港で主人を待ち続ける犬』として大人気になったパルマ、そんなパルマと一緒にいるカーリャにある日日本のジャーナリストが話しかける、「日本の忠犬ハチ公の物語を知ってる?パルマとそっくりなんだよね」と、カーリャは「ハチは何年待ったの?」の問いに、ジャーナリストは「10年だよ」と答える、ここでロシアと日本の物語の接点が生まれる。
そしていつものように待ち続けるパルマの目の前に飛行機から降りてきた数匹の犬があらわれる、仲間が来て嬉しそうに近寄るパルマだがその犬たちにはしっかりと主人がいて、心なしか羨ましそうな、あるいは悲しげなパルマの表情がでているシーンです。
ここでパルマとカーリャが顔を合わせた犬たちが〝秋田犬〟でした、そう日本の忠犬ハチ公と同じ犬種です。
この出会いをカーリャは忘れなかったのでしょう。
40年後の現在、カーリャは孫娘アナスタシアを連れて日本にいた、孫に自分が犬からもらった素晴らしい経験や時を孫にも経験させたいと選んだ犬種があの時パルマと鉢合わせになった秋田犬だった。
孤独であったカーリャ少年の心を救い、父との家族の絆を取り戻すことができたのは紛れもなくパルマの存在であったこと、それを世代を超えて伝えていく事の大切さをカーリャは知っているのだろう。
まとめ
なんと言っても主人公であるシェパードのパルマの演技が素晴らしい、表情や仕草まで本当にしっかり伝わってきます。
最後の日本シーンで孫娘のアナスタシアが小さい秋田犬を抱っこするシーンは本当にとてもかわいい画で癒されました。
アレクサンドル・ドモガロフ・Jr.監督は日本パートに出演している現在のコーリャ役アレクサンドル・ドモガロフの息子でもあり、本作は親子でタッグを組んだというあたり、きっと親子でこの話に感銘を受けての制作だったのでしょうね、そこも想像するとドラマチックですね。
映画『ハチとパルマの物語』は、カーリャとパルマの友情、カーリャと父ラザレフの家族愛、この二つの大きな絆が観ている観客すべてに生き物を大切にする心とたくさんのいろんな感動を与えてくれる作品です。
カーリャを演じる小さなレオニド・バーソフ君とシェパードのパルマが全力で大きな滑走路を動き回るシーンと感動のBGM、是非劇場で観てほしい作品です、犬を飼ったこともない私ですが犬が大好きになりました。
GB
今回の鑑賞劇場
2021.5.28

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