広くて深いオリンピックへの思い 映画『ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち』

誰もが知っている、1998年の冬季長野オリンピックの日の丸飛行隊と呼ばれたスキージャンプの選手達、そして悪天候の中を命懸けでサポートした25人のテストジャンパー達の感動物語。

2020年に6月19日に公開予定だったが、新型コロナウィルスの影響で延期が発表され約一年後に公開に至る。

映画『ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち』公式HP

この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~

  • 何かしらスポーツ競技に出ている方
  • 冬季オリンピックに興味がある方
  • 全ての挫折中の方

作品あらすじ

1998年長野五輪でのスキージャンプ団体の金メダル獲得を陰で支えたテストジャンパーたちの知られざる実話を、田中圭の主演で映画化。

スキージャンパーの西方仁也は1994年リレハンメル五輪の団体戦で日本代表を牽引するが惜しくも金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも腰の故障により代表を落選してしまう。

悔しさに打ちひしがれる中、競技前にジャンプ台に危険がないかを確認するテストジャンパーとして長野五輪への参加を依頼された彼は、裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、それぞれの思いを抱えて集まったテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。

そして五輪本番、1本目のジャンプを失敗した日本が逆転を狙う中、猛吹雪によって競技が中断。

審判員たちは「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技を再開する」という判断を下し、日本の金メダルへの道は西方をはじめとしたテストジャンパーたちに託されることになる。

田中圭が演じる主人公・西方仁也ほか、「カメラを止めるな!」の濱津隆之が演じる原田雅彦ら、実在のスキージャンパーが劇中に多数登場。

監督は「荒川アンダー ザ ブリッジ」「虹色デイズ」の飯塚健。(映画.comより)

長野オリンピック1998について

日本での冬季五輪の開催は1972年札幌オリンピック以来26年ぶり2度目、20世紀最後の冬季オリンピックとして有名。

日の丸飛行隊 (ひのまるひこうたい) とは

冬季オリンピック、スキージャンプ・ワールドカップなどスキージャンプ競技の国際大会に於ける日本代表選手陣の愛称である。

きっかけは、1972年札幌オリンピックのスキージャンプ競技の70m級 (現在のノーマルヒル) にて日本のジャンプ陣 (笠谷幸生、金野昭次、青地清二) がメダルを独占した事に始まる。

後に、冬季オリンピックやワールドカップ等で日本のジャンプ陣を日の丸飛行隊と呼ぶようになった。

キャスト

西方仁也・・・田中圭

西方幸枝・・・土屋太鳳

高橋竜二・・・山田裕貴

南川崇・・・眞栄田郷敦

小林賀子・・・小坂菜緒

葛西紀明・・・落合モトキ

船木和義・・・狩野健斗

斉藤浩哉・・・山田英彦

原田雅彦 ・・・ 濱津隆之

神崎幸一・・・古田新太

レビュー・考察

1994年のリレハンメル冬季五輪の金メダルをのがすところから話は始まる。

西方は〝原田がミスしなければ金メダルを取れていた〟と思ってしまう気持ちを自分の心に抑え込むのがやっとだったことだったのだろう、西方と原田2人のトップアスリートの人間模様は長野オリンピックまで競技者としてだけではなく、人間として様々な出来事や困難を乗り換えた境地に辿り着く。

リレハンメルからの4年間、それぞれが長野オリンピック当日までどんな事を思い生きているのか。

どんな壁に立ち向かっていき、それを乗り越えるためにどんなアプローチをしていくのか、

そしてそこに集まる人達のそれぞれの人生と想いを長野オリンピックという舞台が1つにしていく。

まとめ

実話で世の中に出ている情報は多いものの、細かな事実をこの映画で初めて知ることになり、あらためてトップアスリートの精神力の強さを知りました。

競技記録を出す英雄が大会で誕生する一方で、オリンピックの英雄は大会後に生まれるのかもしれないですね。

TBSが製作の作品って自分の中でハズレがない、感動するものばかりです。

GB

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