童話のように〝かわいい〟イメージがあるピーターラビットですが、実際に映画『ピーターラビット』を見るとその可愛らしいイメージは少しの先入観だったことに気が付きます、
ピーターラビットは本来は悪戯好きで、特定の人間に対して憎しみを持ちそれを即攻撃的な行動に移すからです。
でもピーターは本当は優しくて、しっかり反省するところは反省できる素直な性格の持ち主なんです(笑)
2作目となる今作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』も、間違いなく幅広い世代を対象に楽しめる作品です。
この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~
- 原作『ピーターラビット』が好きな方
- 前作『ピーターラビット』を鑑賞した方
- 動物が好きな方
- アクション映画が好きな方
作品あらすじ
ビアトリクス・ポターの名作絵本をハリウッドで実写映画化した「ピーターラビット」の続編。
ピーターの大好きなビアが、宿敵マグレガーと結婚した。
父親面をしてしかりつけてくるマグレガーに嫌気が差したピーターは、生まれ育った湖水地方を飛び出して都会にたどり着く。
そこで亡き父の親友だったというバーナバスと出会ったピーターは、地下組織を率いる彼から、都会で生き延びるための盗みのスキルを教わる。
バーナバスに父の面影を重ね、彼に認めてもらうべく悪事を重ねていくピーターだったが……。
前作に続き、「はじまりのうた」のジェームズ・コーデンがピーターの声を務め、「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のドーナル・グリーソンがマグレガー、「ANNIE アニー」のローズ・バーンがビアを演じる。(映画.comより)
原作ピーターラビットについて
ピーターラビット(Peter Rabbit)は、ビアトリクス・ポターの児童書に登場する主役キャラクターであり、シリーズ作品の総称ともなっている。「ピーターうさぎ」と翻訳されている場合もある。
黒柳さんと『ピーターうさぎ』
映像化
アニメーション『ピーターラビットとなかまたち』
アニメ『ピーターラビットとなかまたち』(1992年 ‐ 1995年)は1992年から1995年にかけてイギリスのBBCで放送され、日本では1992年よりフジテレビの教育番組「ひらけ!ポンキッキ」及びその後継番組「ポンキッキーズ」の番組内において、コーナードラマとして放映された。
映画化
ピーターラビットと仲間たち/ザ・バレエ(1971年)
バレエ映画で、英国ロイヤル・バレエ団が出演。
日本では1978年に公開、2003年にDVD化されたが廃盤となっている。
ピーターラビット(2018年)
実写と3DCGアニメの融合作品。監督は今作と同じウィル・グラック。
キャスト
ピーターラビット・・・ジェームズ・コーデン – (千葉雄大)
バーナバス・・・レニー・ジェームズ – (哀川翔)
ビア・・・ローズ・バーン – (渋谷はるか)
トーマス・マクレガー・・・ドーナル・グリーソン -(浅沼晋太郎)
レビュー・考察
全体を通して前作よりも、ピーター達の人間に対する復讐心みたいなものがライトになっていて鑑賞しやすい作品だなと。
その分ピーター達の可愛らしさに加え、物語の展開、冒険の楽しさなどが前面に出されていて前作に足りなかった要素や、無かった要素が取り入れられていて良い作品になっていると感じました。
もちろんこの作品の真骨頂とも言うべきテンポの良さも健在です👍
今作ではピーター達はビアが手がけた自分達の絵本『ピーターラビット』を出版するために都会に遠征することになっていますがそこで出会うバーナバスという中年ウサギと出会い、今までの自分と決別するかのようにバーナバスに誘われて〝ワル〟の道へ足を踏み入れます、当然ピーターの仲間も巻き込まれるのですがここから2点3点するような展開が待っています。
果たしてバーナバスという男は信じられるのか?
ピーター達の故郷である湖水地方にいる仲間達から湖水オールスター結成?
そしてピーターとマグレガーの仲はどうなるのか?
作品として無駄のない楽しい映画に成長しているような感じがしました。
これはまた次作、あるんじゃないかなぁ(^^)
まとめ
前作『ピーターラビット』はピーター達うさぎや動物の表情などが可愛い部分と、人間側が生活する際の気持ちが交錯する部分があったのは正直な感想です。
子供の頃に見たら大笑いと爽快感で大満足する映画だと思いますが、大人になった今は苦笑いとちょっとの感動という、少し落ち着いた観賞後の感想であったと記憶しています。
ただし今作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は全てが〝対人間〟の構図ではないので前作とは少し違った後味が残る感じです、もちろん良い意味で👍
圧倒的にまず、ピーター達が可愛いんです(^^;
前作『ピーターラビット』『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』、この2作とも子供から大人まで楽しめる、〝楽しい作品〟であることは間違いありません
前作と比べて私が感じたのは、ピーター達の可愛らしさ、物語全体の楽しさが何倍にも増えていることです。
こればかりは観てみないとわからないのかもしれませんが、レビューでも書きましたが、ピーター達が前作のように憎しみで行動することはなく、どちらかというとビアとマグレガーの為に行動するという優しさが出ているからです。
そんなピーター達の心の成長も感じながら鑑賞すれば、きっと最後の最後まで笑顔で鑑賞することができますよ。
映画の中でピーターが続編ありそうなセリフを言っていたので、今後期待しちゃいますね👍
GB
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