もし何度でもやり直しの効く、今日この1日が一生繰り返されたら…
〝繰り返すことができる〟のか〝繰り返されてしまうのか〟人によって二通りの思惑があるかと思います。
この事を想像してから今作を鑑賞する事をお勧めします(^^)
この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~
- 1日をやり直したい方
- 1日をループして人生の終わりがなくてもいいと思う方
- もしあの時〜だったら、の想像が好きな方
- 過去を変えたい願望ある方
作品あらすじ
カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスで行われた結婚式に出席したナイルズと花嫁の介添人のサラ。
ナイルズのサラへの猛烈なアタックから2人は次第にロマンティックなムードになるが、謎の老人に突然弓矢で襲撃され、ナイルズが肩を射抜かれてしまう。
近くの洞窟へと逃げ込むナイルズとサラは、洞窟の中で赤い光に包まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。
状況を飲み込むことができないサラがナイルズを問いただすと、彼はすでに何十万回も「今日」を繰り返しているという。
ネタバレビュー・考察
ナイルズが逃げ込む洞窟へサラも追いかけて行ってしまう。
ここからサラの11/9のタイムループが始まる。
サラが初めてタイムループした時には実はナイルズはすでに何十万回も11/9を過ごしている〝タイムループの達人〟の域に達していたというね。
ナイルズとサラがパーティでいい感じになり、サラはナイルズの後を追って謎の洞窟に入ってしまい、タイムループにはまるハメに。
サラは最初は取り乱しながらも、ナイルズと共にこのタイムループを徐々に満喫するようになる。
このシチュエーションは正直羨ましかった、本来の場面をやり直すも良し、飽きたらそこを飛び出して他の事をやるも良し、この日が終わるまでは何しても良いのだから。
ゆえにループしている2人には何をしても無かったことになる状況と同じ、寝て起きたら昨日と同じ11/9、たとえ自ら命を落としても同じ日の朝に目覚めてしまう、時間とシチュエーションだけが繰り返され、歳も取らず毎日の記憶だけが残る。
ナイルズは年齢をまともに重ねていたら十万歳以上という事ですね。
ただ、サラがタイムループの世界に入ったことにより長い時間を共に過ごす2人の間にはあの夜のように成り行きではない本気の恋心が芽生え初める。
結局は元の時間の流れに戻りたいサラと、このままタイムループの世界で良いと思うナイルズ。
何しろこのままなら時間は永遠にあるわけだ、サラは量子物理学を独学で猛勉強し、元の時間の流れに戻る方法を見いだした。
あの洞窟の光に吸い込まれるタイミングで爆死すれば元の時間の流れに戻れる可能性があると言うサラ、ナイルズは最初は一緒にタイムループし続けて欲しいと懇願していたが、サラに惚れてしまっているので結局一緒に戻る決心をする。
といっても正確には
〝元の時間の流れに戻れる〟
もしくは
〝爆死〟
という賭けに乗ることになります。
その後2人は運良く11/10、つまり元の時間の流れに戻ることができたというハッピーエンド映画です。
まとめ
ありがちなタイムループものをどう料理するかでうまく差別化できるかどうかのだろうが、この『パーム・スプリングス』は逃げずに〝死〟か〝永遠〟を仮定して選んでいくところや、時折挟まれるギャグ要素、下ネタもなかなか面白く最後もスッキリ終わる、ギャグ・ラブコメ、個人的にはスリラー作品としても楽しめる映画でした。
今回の鑑賞劇場
私のホームシアターのようなmovix清水さんですがいつもブログ用の作品パネルを撮影したいのですが、公開びになると作品によってはパネルが劇場から消えてなくなってしまいます苦笑。
スタッフさんに何故かと聞いたら、鈴与の本社の1Fに移ってしまうとのことでした。
人通りが多くて車の信号待ちでちょうど目に入る場所だし、そこに公開中の作品パネルがあればマーケティング的にも正解かもね、鈴与様さまです。(ブロガー泣かせ…)
こんな感じね↓↓
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