『るろうに剣心』はアニメも原作漫画も追ってはいないです、アニメに関しては20年以上前にかじった程度、実写版過去三作は最近ネット配信で観ました。
ちなみに原作漫画単行本は完全版で22巻まで発売されているんですね。
正直に言いますと、個人的にアニメ実写版についてあまり良い印象を持っていなかったので、(理由は下記まとめに書いてみました↓↓)、最近過去作をネット配信サービスで観るまではあまり期待をしていませんでした。
ですがその思い込みは実写版るろうに剣心の一作目を観てすぐに覆りました。
もしかしたら私のようにアニメの実写版について同じようにネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれないので、私のブログに来てくれた方でもし実写版のネガティブイメージがある方がいれば、ここで払拭していただき、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』をさらに楽しく鑑賞していただけたらいいなと思います(^^)。
このるろうに剣心最終章 The Finalをこれから鑑賞する方へ、私のようにあまりるろ剣知識のない方へ向けた、有意義な情報を提供できればと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします。
(ちなみにネタバレビュー・考察以下はネタバレ含みますので、ネタバレを避けたい方は気をつけて下さい汗)
この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~
- るろうに剣心原作ファンの方
- るろうに剣心実写版映画ファンの方
- アニメの実写化にあまり期待していない方
るろ剣ワード解説
るろ剣に登場する言葉で『るろうに剣心 最終章 The Final』を観る上で、最低限知っておいたほうがいい言葉や明治時代ならではのセリフを簡単に解説します。
ちなみに造語(るろ剣オリジナルワード)も多いです。
おろ (るろうに剣心オリジナル)
主人公・緋村剣心の口癖。
拙者(せっしゃ)
私。自分をへりくだって言う語。
人誅(じんちゅう) (るろうに剣心オリジナル)
悪行を行った人間に天が裁きを与えるという意味の「天誅」に対して、「天が裁かないなら自分たち(人間)が裁く」という意味で用いられた表現。
ござる
「いる」の意の尊敬語。
流浪人(るろうにん)
流浪(さすらう)人、と書いて字の如く「旅人」「流れ者」を表す。
かたじけない
好意がありがたい。恐れ多い。
逆刃刀(さかばとう) (るろうに剣心オリジナル)
主人公・緋村剣心が所有する日本刀。
その名のとおり、通常の刀とは刃と峰が逆向きに打たれた構造のため、普通に使用すれば常に峰打ちの状態となり殺傷力を持たない。
作品あらすじ
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化した大ヒットシリーズ「るろうに剣心」の完結編2部作の第1弾。
原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィアの頭目・縁との戦いを描く。
日本転覆を企てた志々雄真実との死闘を終えた剣心たちは、神谷道場で平穏な日々を送っていた。
そんなある日、何者かが東京中心部を相次いで攻撃。
やがて剣心は、ある理由から剣心に強烈な恨みを持つ上海の武器商人・縁との戦いに身を投じていく。
キャストには緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみの俳優陣が再結集。
新たなメンバーとして、シリーズ史上最恐の敵となる縁役を新田真剣佑、かつての剣心の妻で、剣心が不殺の誓いを立てる理由となった女性・雪代巴役を有村架純がそれぞれ演じる。
ネタバレビュー・考察
緋村剣心の頬の十字傷の悲しい過去と秘密に迫る最終章です。
国内では抜刀斎と言われる事もなくなってきて平和に暮らす緋村剣心に迫りくる影、その正体は清国のマフィアでした。
清国マフィアのボス雪代縁(ゆきしろえにし)は、かつて抜刀斎に姉を殺され、剣心に対し人誅という言葉を掲げ復讐を目論んでいる。
東京へ砲弾による奇襲を仕掛ける縁、ついさっきまで剣心たちが食事していた、おなじみの牛鍋家〝赤べこ〟に着弾し破壊されたのはショックでした。
驚くことに、縁は剣心がかつて殺めた妻、雪代巴(ゆきしろともえ) の弟、つまり剣心の義兄弟でした。
そしてもっと驚いたのは、この雪代巴はかつて婚約者を抜刀斎に殺されていた過去をもち、剣心に復讐のために近づいていたのです。
そういえば、見覚えのある回想シーンが出てきて
???
過去作でも何度か出てきた、抜刀斎が幕府の武士を夜道で斬り殺す回想シーン。
抜刀斎が最後に斬り殺した、結婚間近だったあの幕府の武士(窪田正孝)の許嫁だったあの女性が巴だったのです。
巴は恋人の敵でもある剣心と復讐のために出会い剣心の懐に入ろうとしますが、最終的に剣心と一緒になります、その理由は…
その理由は、これだけは是非この映画を観ていただきたいです、第二部のThe Beginningにも繋がってくる大切な情報だとおもうので。
縁との決戦の地へ乗り込む剣心、
先に神谷道場に乗り込んできた縁の攻撃で瀕死の重症だったはずの左之助(青木崇高)が駆けつけ、京都から御庭番衆の巻町操(土屋太鳳)、警官の斎藤一(江口洋介)、そしてなんと前回前々回と剣心と壮絶な戦いを見せた、瀬田宗次郎(神木隆之介)も登場し剣心に加勢する。
剣心と瀬田宗次郎が共闘するシーンは胸熱でした。
剣心と縁との壮絶な一騎討ちが始まる。
ここで実写版るろ剣お馴染みの、スライディング攻撃など特殊撮影技法を駆使したワイヤーアクションに加え、佐藤健さんと新田真剣佑さんの2人の大立回りには思わず息を呑むほど凄まじいものがありました。
そして死闘の末、剣心は縁を逆刃刀で倒します。
もちろんここでも剣心は縁を殺さないんです、それどころか義弟である縁が短刀で剣心に迫ってきますが、この一撃を剣心はわざとくらい刺されてしまいます…
短刀で刺されたまま剣心は縁を抱き
「すまなかった…」と謝る。
原作も追っていない私ですので、そんな感動する設定がある事もつゆ知らず、アクションシーンに圧倒されていたらのこの展開ですからね、気づけば溢れんばかりの涙でしたよ 笑。
映画『るろうに剣心最終章The Final』
最高でした。
まとめ
過去の3作も含め、今回の最終章The Finalともに素晴らしいものでした。
アニメやゲームが実写化されることに対してあまり期待していない方やもはや拒否感まで抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか?
かくいう私もその1人です 汗。
過去にいろんな実写版を観てきましたが、(デ○ルマン、ドラ○ンボール、ド○クエ、進○の巨人 etc…)どれも個人的に原作イメージに悪影響出るんじゃないかと心配になるほどのクオリティでした。。。
これらは、原作アニメが〝現実離れ〟している設定が原因かなと確信していたところもありました。
この〝るろうに剣心〟は原作設定が明治時代の剣士という現代アニメに比べるとシンプルな設定なので、緩急つけたソードアクションやワイヤーアクション、それに役者の高度な演技がうまく調和されていて、変に迫力が先行しすぎない良い作品になっている感じがします。
もっと具体的に言うと〝るろうに剣心〟は顔が悪魔に変わり羽をつけて飛ぶわけでもなく、呪文を唱えて大地がふるえるわけでもなく、両手から出る気弾が地球をぶっ壊すわけでもない、また立体機動装置で建物間を飛び回るわけでもないシンプルな設定ですからね、そう言ったことからもこの、るろうに剣心は〝実写化が実現可能なアニメ〟なんだと思います。
長くなりましたが、
『るろうに剣心 最終章 The Final』は過去の実写版、るろうに剣心、京都大火編、伝説の最後編の3作も含めて日本を代表する素晴らしい作品だと思います。
そして、公式でも最高傑作と言っている、この後2021/6/4公開の〝るろうに剣心最終章The Beginning〟はまさにとんでもないクオリティで仕上がっているのでしょう。
こちらも楽しみですね、公開まで期待して待ちましょう。
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