真実と秘密と… 映画『秘密への招待状』ネタバレビュー

デンマーク映画『アフター・ウェディング』と言う映画が原作だそうです。

『アフター・ウェディング』では主人公は男性らしいですが、ハリウッドリメイクされた今作『秘密への招待状』では主人公イザベルは女性となっています。

このあたり何故今回のハリウッド版では性別を変えたのかの真意を知りたいところですが。

この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~

  • 家族に言いたくても言えない悩みを抱えている方。
  • 家族と生き別れた経験がある方。
  • 家族絡みの事で何かの決断に踏み切れない方。
  • なんらかの理由で離れて暮らしている家族がいる方。

作品のあらすじ

インドの孤児院で救護活動に人生を捧げるイザベルはニューヨークでメディア会社を経営するテレサに自身の孤児院を支援してもらうためにニューヨークを訪れる。

テレサから支援の話を受けるために娘の結婚式への招待を受けたイザベル。だが式場で出会ったテレサの夫はイザベルが過去に別れた恋人オスカーだった。

さらに、新婦グレイスがオスカーとの間にできたイザベルの娘であることに気づき……。

レビュー・考察

イザベルとテレサの運命、長年暮らしてきた家族の真実を知り、戸惑いながらもそれを受け入れていく娘のグレース。

イザベルとテレサが主人公だが、私は記憶に無い実の母が突然現れた時の娘のグレースが凄い印象的でした。

物心つく前に実の母親と生き別れたという事実は知っているグレース、事実を知り戸惑いや憤りももちろん少しあったようだけれど、すぐに実の母親イザベルとも距離を縮め打ち解ける。

こういうケースって、子供は最初はどちらかの親に気持ちが偏りがちになりそうなのに、グレースは今の家族も今まで通り愛し、突然現れた実の母親にも自分からホテルへ会いに行き、これからも会いたいという娘として正直な気持ちを実の母イザベルにうちあけ、グレースとイザベルは実の親子としてこれまでのお互いの時間を埋め合わせるように会話をする。

正直で健気なグレースの姿に涙しました…

テレサとオスカーの育て方もよかったのでしょうね。

まとめ

それぞれの登場人物がその運命と長年暮らしてきた家族の真実を知り、戸惑いながらもそれを受け入れていく。

人生を長く生きいろんな経験を積んでいればいるほど共感できる部分が多く深いヒューマンドラマです。

私意ですが、家族と辛い生き別れを経験したことのある方にはこの『秘密への招待状』という映画はとても感動します。

何よりも家族を信じることの大切さや勇気を与えてくれる作品であると思います。

今回の鑑賞劇場

静岡東宝会館 

静岡東宝会館さんは毎週水曜日がメンズデイです。

メンズデイは通常1800円→1200円で鑑賞できます。

エレベーターで6Fへ

今日はNo4シアターです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました