基本ほったらかし!! 映画『モンテッソーリ 子どもの家』レビュー


20世紀初頭にイタリア出身のマリア・モンテッソーリが考案し、世界中に普及したモンテッソーリ教育の魅力と子どもたちの成長をつづったドキュメンタリー。

子の教育分野のドキュメンタリーを本やTVじゃなくて映画館で観るってのが不思議な感じだったが、私にも息子がいて興味ある分野だったので鑑賞した
映画はフランス最古のモンテッソーリの学校の幼児クラスを2年3ヶ月の間カメラを回して2歳半~6歳の子どもたちが成長していく姿を映し解説したものを映像化したもの。

この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~

  • 子供がいる方(乳児~)
  • 保育士の方
  • 保育士を目指す方

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育を調べると大きく段階別のプログラムがあるようで、
・園児向け
・幼児向け
・小学生向け
・中高生向け
と分かれていて今映画では幼児向けの様子が映し出されている。

映画の中でのモンテッソーリが教育思想として重要視している事は大きくざっとこういったもの
↓↓↓↓
・基本子供達はほったらかし
・教育マニュアルなし
・子供の集中現象を遮らない
・大人はほぼ観察のみ
・褒美なし
・罰なし

レビュー

幼児達をほったらかしにすると不思議とその空間の中で社会と似たようなものが形成されはじめる、おもちゃの教育材料を使い遊び(仕事)始め歳上の子が歳下の子に遊び方(作業)を教え始める。
そこにはアイロンやローソクやマッチ、花や花の茎を切るための枝切り鋏なども置かれていて見ているこちらがハラハラしながらも子供達は試行錯誤しながらこなしていく。
さらに時間が経つと年齢関係なく作業を知っている子が知らない子に教え初め、自然とみんなの知識が高まっていき笑顔が溢れる場になっていく。
このように幼児期に集中するという事を大人が上手く遮らずに子が育つ環境があれば世の中に戦争は起きない。 というこの教育論理もあながち嘘じゃないのかもしれない。

考察

保育士でもない自分が偉そうに何も言えないが、このモンテッソーリ教育も日本の国でまたはそれぞれの家庭の中で実現できるかどうかといった問題もあるだろう。日本では1960年代からモンテッソーリ教育を取り入れ、今ではモンテッソーリの〜、モンテッソーリ子ども〜、といったモンテッソーリ教育の専門施設が日本全国にあるみたい。(調べると近くに結構あるんですね💧)

私自身、息子と離れて暮らしている関係上、こういった教育の良い部分を毎日我が子に与えてやる事すら叶わない状況ですが、

ではどうするか?から始め
今何をするか?将来的に何をすればいいか?
そのためにさらに今何をするか?

その青写真は普段から自分の中で有り余るほどできているのでそこは出し惜しみなくいつものように行動して息子の将来のために役立たせるつもりでおります。

自分の家庭がどんな状況であれ子供の為にいろんな教育の良いところを実践し与えてやる事は可能だと思っている、ただ時間は待ってくれない。

要は何事も決めたら迷う必要はない、

やるかやるかだ。


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ちなみにモンテッソーリを調べていくうちに、彼女はあのムッソリーニと対立していたと知る…😨
洒落にならない事実を知り、命懸けで世界中に教育を普及していたのだろうと思うと尊敬しかない。
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コメント

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