映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』感想・考察(ネタバレあり)サプライズなSFサスペンス

昨年からの公開延期作品

予告映像は昨年から他の作品の前に流れていて何度も目にしていた、

光の調光が強い綺麗な映像と海、LiSAさんの曲『サプライズ』、「た、た、高倉さ〜ん」、「逃しませんよ」が印象に残っていました。

アメリカの大ヒットSF小説が原作とのことで、日本の映画としてどんな風になるのか楽しみにしていた作品でした。

この映画こんな方におすすめ! ~鑑賞のススメ~

  • サスペンス好きな方
  • 時空トラベル系の作品が好きな方
  • どんでん結末が好きな方
  • LiSAさんの楽曲が好きな方

作品あらすじ

ロバート・A・ハインラインの名作SF小説「夏への扉」を、「キングダム」の山崎賢人主演により日本で映画化。

舞台を日本に移して再構築し、人生のすべてを奪われた科学者が時を超えて未来を取り戻す姿を描く。

1995年、東京。ロボット開発に従事する科学者・高倉宗一郎は、亡き父の親友だった偉大な科学者・松下の遺志を継ぐプラズマ蓄電池の完成を目前にしていた。

愛猫ピートと松下の娘・璃子との穏やかな日常の中で、研究に没頭する宗一郎だったが、信頼していた共同経営者と婚約者に裏切られ、自身の会社も開発中のロボットや蓄電池もすべて奪われてしまう。

さらに宗一郎は人体を冷凍保存する装置・コールドスリープに入れられ、2025年の東京で目を覚ます。

監督は「坂道のアポロン」「フォルトゥナの瞳」の三木孝浩

主題歌は、人気アニメ「鬼滅の刃」「ソードアート・オンライン」などで知られるLiSA

(映画.com)

原作 夏への扉

夏への扉』(なつへのとびら、原題:The Door into Summerは、アメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説

日本では1958年に発行。

立ち読み可能↑↑

キャスト

高倉宗一郎・・・山崎賢人

松下璃子・・・清原果耶

ロボット・・・藤木直人

白石鈴・・・夏菜

松下和人・・・眞島秀和

坪井強太・・・浜野謙太

遠井教授・・・田口トモロヲ

佐藤みどり・・・高梨臨

佐藤太郎・・・原田泰造

レビュー・考察

予告で藤木直人さんの無表情な演技を見ていたので、結構サイコな映画かなと思っていたけれど藤木さんの役ってロボット(ヒューマノイド)だったのですね。

原作がSF作品というだけあって、本作の中には時空を超える装置と人体冷凍保存装置、人間型ロボットが登場します。

舞台が原作のアメリカから日本に作り替えて映画化されているので、日本人としては視覚的な親近感があり非常に観やすかったです。

冒頭は1995年からスタートするので、当時を生きてきた筆者からすると、ありそうで無かったものが(現実は現在も存在しないですが)日本の当時の文化と共に描かれていくあたりがいろんな想像を掻き立てられてさらに1秒先1秒先の鑑賞意欲が湧きました。

1995年と2025年の間で宗一郎の身にどんなことが起こるのか

夏への扉、副題の〝キミがいる未来へ〟の意味、そして本当の黒幕とは、、、

最後にすべての伏線が説かれ、感動の〝サプライズ〟があなたを包むでしょう。

まとめ

個人的な話になりますが、筆者は作中の璃子とほぼ同じ生年になるので1995年に青春を味わっていた身としては、現代の美男美女である山崎賢人さんや清原果耶さんが当時のファッションに身を包んでいるのを見れたのはなんか嬉しかったです。

夏奈さんの髪型やOLスタイルもそう、「いたいたいた、ああいう美人!」と心の中で叫んだ(笑)

三木孝浩監督の調光演出と言いますか、ずっと映像がふわっと明るめなんですが、それがなんかいいんですヨ、ふわっと感じるんですが不思議と作品が綺麗に締まっているんです。

こういう歴史を変えてしまうタイムトラベル系のSF映画は個人的には好きです。

まさかのあの展開からのエンディング、LiSAさんの『サプライズ』の曲と歌詞が合わさって本気で感動した。

『夏への扉』、今日また印象に残るいい映画を観ることができました。

GB

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